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あしあと

    近江日野商人

    • [公開日:]
    • [更新日:]
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    近江商人とは

    近江商人とは、江戸時代から明治時代にかけて、近江国に本宅を構え、他国で行商や出店を設けて商いをしていた商人のことをいいます。

    なかでも、蒲生郡の八幡・日野、神崎郡の五個荘、愛知郡、高島郡からは数多くの商人が現われました。

     彼らは上方の商品を地方へ持ち下り、地方の物産を仕入れて上方で販売する「持ち下り商い」を基本としました。

    ふるさとを遠く離れて異国の地で商いを行った近江商人たちは、得意先の人々から「信用」を獲得する必要がありました。そこで彼らがたどりついたのが、「商いというものは、売り手・買い手がともに満足し、その取引によって得られた利益によって社会全体が幸せになるものでなければならない」という共存共栄の精神でした。

    一般に「三方よし」と称されている近江商人の経営理念は、現代社会における企業の社会的責任:CSRの源流として注目されています。

    日野商人とは

    商法の特徴

     領主蒲生家の国替えで活気をなくした日野。生活の活路を見出すため、行商に出るようになった人々は、近江商人の中にあって、特に「日野商人」と呼ばれるようになりました。
     ほかの近江商人とは異なり、「千両たまれば新しい店を出す」という小型店経営に主流を置き、非常に多くの店を大都市はもちろん、関東一円の地方都市や田舎にまで出したことや、醸造業を営むものが多かったこと、「万病感応丸」と呼ばれる漢方薬の製造販売を行うなどの独自の商いを行っていました。

    日野大當番(おおとうばん)

     日野商人は、相互扶助と効率の面から「日野大當番(おおとうばん)」という独自集団を組織し、主要街道の宿場町に「日野商人定宿」という指定旅館を設け、行商の便宜と安全の確保を図りました。
     この大当番は、幕府の庇護のもとに設けられた組織で、大名などへの貸付金の返済が滞った場合には、幕府の威光のもと徴収できる特権を持っていました。このため大当番には、日野のみならず近在の近江商人たちがこぞって参加しました。

    社会奉仕事業

     日野商人の特徴として社会奉仕事業があります。これは、日野商人の多くが心学という学問を修めていたことに由来します。
     心学とは、心のあり方を研究し、社会奉仕を最大の徳とする学問。この考えに基づいて家訓や商いの経営理念を築いた日野商人は、街道に常夜燈を寄進したり、道や橋の補修・開発に資金を提供しました。
     商売ばかりではなく多くの社会事業も行った日野商人の心は、彼らが築いた静かな町並みとともに、現在に大切に引き継がれています。

    近江日野商人館

    近江日野商人館

    近江日野商人を知る

    近江日野商人館

    近江日野商人の歴史や文化について知ることができます。

    歴史民俗資料館・近江日野商人館ホームページ

    近江日野商人ふるさと館

    近江日野商人山中正吉家住宅の見学、日野の伝統食の食体験ができます。

    近江日野商人ふるさと館ホームページ

    お問い合わせ

    近江日野商人館
    電話: 0748-52-0007 ファックス: 0748-52-0172
    E-mail: [email protected]

    日野町役場 生涯学習課 生涯学習担当
    電話: 0748-52-6566 ファックス: 0748-52-4665
    E-mail: [email protected]