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綿向雑感(7月)

[2013年7月1日]

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平成25年7月 綿向雑感

 夏雲が綿向山の空高く広がり、吹き渡る風に青田が波のように揺れています。5月に植えた数本の苗が20本近くに株を張り草丈もずいぶん伸びました。もうすぐ株元が膨らみ稲穂が出て、そして白い小さな花をつけます。実りの秋には見事な穂をつけてくれることでしょう。「米」という漢字を分解すると「八十八」になります。米はそれだけ手をかけて育てるという意味が込められています。ひとつひとつ手をかけて「株」が育ち実を結びます。

 「株式」もまたそうあるべきではないかと思います。社員が力を合わせて社会が必要とするよい仕事をすることで利益が生まれ株価が上がる。そうした市場経済を通じて資源の最適配分が行われる。ところが、今の状況は、昨年末、八千円だった平均株価が五月には1万5千円に倍増し、その後は、一日何百円単位で乱高下しています。商工会や工業団地の方々の話を聞くと「なかなか景気回復が実感できない」と言われます。実体経済が改善されず、地に足がつかないマネーゲームは「投資」ではなく「投機」ではないかと思います。円もまた、乱高下しています。円安は一部の輸出企業にはよくても、輸入している燃料や材料の高騰となり暮らしや経済に深刻な影響を及ぼしています。経済政策の指標を「株高」と円安に求めるのではなく、国民生活を根っこからよくすることこそ必要だと思います。五年前のリーマンショック以来、格差と貧困が一層広がっています。労働者派遣法が規制緩和され、派遣労働をはじめ非正規雇用の増大が大きな要因だと思います。仕事に就いて働いても生活ができないワーキングプアをなくさなければなりません。

 田んぼの畔草を刈るとびっしょり汗をかきますが、木陰で涼風に吹かれいっぷくし、きれいになった畔を見るとうれしくなります。労働は、自己実現の機会でもあります。額に汗して、一生懸命働けば報われる社会を築くために力を合わせましょう。

 広報ひの2013年7月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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