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綿向雑感(8月)

[2013年8月1日]

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平成25年8月 綿向雑感

 大字清田にある「久埜神社」の標柱に「皇紀二千六百年」と記されています。皇紀とは、初代天皇の神武天皇が即位したとされる年を元年とする戦前の年号です。皇紀二千六百年は昭和十五年(西暦1940年)。この年に製作されたのが海軍0式艦上戦闘機いわゆる「零戦」。当時の戦闘機としては抜群の性能を誇りました。皇紀2600年の下二桁が「00」だから0式。ちなみに、太平洋戦争開戦時の真珠湾攻撃に参加した97式艦上攻撃機、99式艦上爆撃機は、いずれも皇紀2597年、2599年の制作。

  青い夏空に白いヒコーキ雲をひく宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」は零戦の設計者、堀越二郎が主人公。戦時下の青春が描かれています。このほかにも八月は、戦前、戦中の様子を描くドラマなどが放映されます。沖縄戦、原爆投下、終戦、68年前の熱い夏の記憶を胸にとどめ平和への誓いを新たにしたいと思います。

  戦後生まれが8割になりました。最近「核武装論」や「憲法9条改正」が語られたりしています。日本は戦前、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、「満州事変」「支那事変」、太平洋戦争と10年ごとに戦争をしてきました。戦後は憲法9条があり、この68年間戦争をしていません。日本を再び「戦争をする国」に逆戻りさせてはなりません。

米国の国務長官や統合参謀本部議長を務めたパウエル氏は、「核兵器は極めてむごい兵器で使えない。それなら無用。核軍縮を進め、核廃絶をめざすのが良い。」「インドとパキスタンで危機が高まったとき大統領に『広島、長崎の写真をみてはどうか。あんなことをしたいのか』と電話し危機は去った」と話しています。被爆国日本は核武装ではなく国際社会で核兵器廃絶の先頭に立つべきだと思います。

  「久埜神社」の隣に「平和礎」があります。60軒の清田集落で14人もの戦没者の名前が刻まれています。今の時代を新しい「戦前」にしてはなりません。「戦後」という時代がずっと続くために力を合わせましょう。

広報ひの8月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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