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綿向雑感(12月)

[2015年2月14日]

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平成25年12月 綿向雑感

 NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主人公「め以子」は、大の食いしん坊ですが、美味しい料理をつくることにも情熱を注いでいます。それぞれの食材の特性を活かし調理することこそ腕のみせどころです。ところが最近、有名レストランなどで食材の虚偽表示が次々と発覚しています。虚偽表示は信用にかかわる大問題です。近江日野商人の山中兵衛門家の家訓「慎み」10か条の中には「偽装をするな」と記されています。近江商人は信義を大切にするとともに雇用人も大切にしました。近江日野商人館の特別展で、日本で一番古い「年金」にかかわる古文書によって江戸時代末期から日野商人が「年金」を支給していたことが明らかになりました。働く人が大切にされてこそいい仕事ができ暮らしも社会も安定するものです。

 働く人を大切にするといえば、商工会企業協議会の研修で訪問した岐阜の未来工業株式会社もそうでした。社員は全員正社員、終身雇用で年功序列、給料は岐阜県庁程度、残業禁止、ノルマなし、転勤なし、休暇は有給休暇を除いて年間140日、5年に一度海外旅行等で有名になりました。社員を大切にし、就労意欲を高め自由な発想を大切にすることによって業績をあげています。研修参加者からは「へえー」と驚嘆の声があがりました。「失われた20年」という言葉がありますが20数年前、社員は正社員、終身雇用、年功序列が当たり前でした。その後、派遣労働の緩和、偽装請負の広がりなどで非正規雇用が増大し雇用者所得は低下し格差と貧困は広がるばかり。「一億総中流」(国民の大多数が自分を中流階級だと考える意識)は「今は昔」です。さらに政府は「派遣労働の拡大」「解雇の自由化」など労働分野のさらなる規制緩和進めようとしています。「市場競争原理至上主義」で働く人の暮らしも社会も良くならないことは明らかです。「世界で一番企業が活動しやすい国」ではなく「世界で一番国民が暮らしやすい国」をめざし力を合わせましょう。

広報ひの12月号「綿向雑感」掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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