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綿向雑感(9月)

[2014年9月1日]

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平成26年9月 綿向雑感

 田んぼをわたる秋風に稲穂が揺れています。いつの時代も収穫の秋はうれしいものです。20年ほど前、兼業農家が増える中で農作業を効率的に行うため、集落営農が注目されました。農作業機械の共同利用は「上手くいくのかなあ」という懸念もありましたが、機械代が高くつくなかで、経費を削減して効率的な作業が行えることに魅力がありました。何度も作業の方法や資金繰りなどを相談し、清田営農組合が発足したのは平成4年度。農業改良普及員の方から「個人では持てない『羨ましがられる』機械を入れなあかん」「オペレーター代は高いほうが良い」などとアドバイスを受けたことを思い出します。導入されたトラクターはキャビン付でラジオ・エアコン装備、田植機は6条植えの施肥付き、コンバインは4条刈りのグレンタンク、合計約1200万円。10数人が参加すれば100万円以下の負担で格段に高い作業効率が可能になります。機械の更新可能な資金計画を立てられ、今では26人が参加する「ふぁ~む清田」に「成長」しました。農業が続けられるのは、まさに集落営農のおかげです。

 最近、小作に出されていた田んぼが戻ってきて、地主が耕作者に復帰されています。「軽トラと草刈り機があれば百姓ができる」をキャッチフレーズにふぁ~む清田の仲間が7人も増えました。ある40代の青年は「田んぼを長いこと世話してもろてきたさかい」と頑張っています。

 農村と農業は切り離せません。農道や用排水路の管理、水利の調整など人手が入ります。「農」は文化であり民俗です。大規模農家も小規模農家も営農組合もあって維持できるものだと思います。農政が転換し大規模農家への土地の集積ばかりが施策誘導され、「離農促進」すら「奨励」されています。TPP交渉が秘密裏に進められていますが、何もかも市場競争原理で上手くいくものではありません。自然と向き合い、コミュニティを大切に助け合って生きる社会をめざし力を合わせましょう。

広報ひの9月号「綿向雑感」掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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