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綿向雑感(10月)

[2015年2月14日]

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平成26年10月 綿向雑感

 9月は敬老月間で、90才と95才以上の方を訪問させていただきました。背筋を伸ばして待っていただいていた方もおられます。「おかげさんで長いことおいてもろて有難い」とお話されるなど謙虚で慎ましい姿に敬服しました。各地区では敬老会を各種団体の協力で開催いただき(必佐地区は集落毎)感謝。コーラスをはじめ色々な余興など楽しい時間をありがとうございました。敬老の日現在、日野町の100歳以上の方は11人。明治、大正、昭和、平成と激動の時代を生き抜いてこられました。

 NHK朝ドラの「花子とアン」の主人公、村岡花子も明治の生まれ、甲府の貧しい農家の出身です。「女が勉強することは結婚の邪魔」と言われた時代。妹のかよは過酷な労働ゆえ製糸工場から、妹のももは北海道から厳しい暮らしゆえ(逃げ)帰りました。国策であった富国強兵・殖産興業のもうひとつの実態です。昭和になり、日本は戦争への道を突き進んでゆきます。兄の「吉太郎」は憲兵になり、かよは国防婦人会活動に邁進、「お国のために」がすべてに優先してゆきます。花子の親友の蓮子はこのような「時代の波に平伏したくない」といいますが息子の純平は軍隊に志願し戦死。「無事に帰ってきて」の言葉すら「非国民」扱いされ憚(はばか)られました。花子は担当していた子ども向けのラジオ放送が戦争ニュースばかりになったため辞め、英語の本や辞書を持つことさえスパイと疑われる戦時下で名作「赤毛のアン」を翻訳していました。すべてがカーキ色に染まる時代に逆戻りしてはなりません。

 敬老会の余興で「里の秋」をリクエストしました。「静かな♪静かな里の秋♪あゝ母さんとただふたり栗の実煮てます囲炉裏端♪さよなら♪さよなら椰子の島♪お船に揺られて帰られる♪ああ父さんよご無事でと今夜も母さんと祈ります♪」。椰子の島(南方)に戦に征った父の帰りを心待ちにする子どもの気持ち。かけがえのない平和な社会を大切に「時代の波」に平伏することなく力を合わせましょう。

 広報ひの10月号「綿向雑感」掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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