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綿向雑感(10月)

[2015年10月1日]

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平成27年10月 綿向雑感

 小さな子どもの手を引いて若いお母さん達が国会議事堂前に集まり「この子を戦場に送らない」と声をあげました。高校生や大学生が太鼓をならしハンドマイクを握り「戦争反対」「憲法守れ」のプラッカードを掲げパレードをしています。マスコミ、法曹界をはじめ各界各層、世代を超え安保法制が強行可決された後も反対の世論が広がっています。歴代政府は、憲法9条の「範囲内」として日本が攻撃を受けた場合のみ個別的自衛権を認め「専守防衛」を原則としてきました。そして、集団的自衛権は、日本が攻撃されないのに他国を「先制攻撃」するものであり憲法上認められないとしてきました。

 こうした政府見解を変える今回の安保法制は、憲法違反であり立憲主義に反するものと最高裁長官や内閣法制局長官の経験者などほとんどの学者・法曹界が反対しています。また、「憲法論だけでは国は守れない」という「賛成論」に対して、憲法よりもその時の政府の判断を優先するのであればもはや「立憲国家」ではない、憲法改正が必要だという論は正鵠です。

 戦後70年の年、先の戦争で多くの国民とアジアの諸国に大きな犠牲を強いた歴史を反省し平和国家として歩んできたこの国の姿勢が問われています。「ピンチ(危機)をチャンス(好機)に」という言葉がありますが、安保法制を強行可決する民主主義のピンチに未来を担う若者が「憲法を守ろう」「民主主義を守ろう」と大きな声を上げ、「あきらめない。これからが正念場」と訴える姿は、この国を真に自由と平和を愛する文化国家にするチャンスでもあります。

 綿向山を背に豊かに実った稲穂が爽やかな秋風に揺れ、畦道には今年も真っ紅に彼岸花が咲きました。美しいこの町の風景に心が和みます。70年前、広島、長崎をはじめ主要都市が焼け野原になりました。そこから復興したこの「美しい国」が「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやう」すべての国民が力を合わせましょう。

広報ひの2015年10月号「綿向雑感」掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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