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綿向雑感(4月)

[2017年4月1日]

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綿向雑感(4月)

 風にそよぐ淡いピンクのホイノボリ、春を告げる南山王山の祭り。桜の花が咲き誇る春本番。五穀豊穣と家内安全を願い町内各地で春祭りが行われます。田んぼではトラクターがエンジン音を響かせいよいよ農作業の始まり。五穀豊穣には農業用水が欠かせません。

 大字清田の水利は大きく2系統。一つは砂川からの取水。深山口との境に大井堰(おおゆせき)、中流に小井(こうゆ)堰があり砂川の両岸を灌漑(かんがい)します。もう一つは新溜を中心とした系統。新溜(しんだめ)、古溜(こうだめ)は裏の谷を灌漑。鎌掛ダムから下駒月、深山口を経由し送水される峯山(みねやま)線水路は尾根筋にあり左右の谷田を灌漑。峯山線から分岐しサイホンで扇畠(おうぎはた)線水路に送水、サイホンで谷間を超え扇畠などを灌漑します。これらの水路は昭和30年代に整備されました。鎌掛から山越え谷超え本当に水が来るのかと思ったそうです。圃場整備前は、川からポンプに長いホースをつないだり、バヂカルという筒状のパイプを発動機で動かし水揚をしました。昭和50年代に圃場整備が施工され新溜からポンプアップで各水路にも送水できるようになり便利になりました。用水は自由に取水することができます。でも水不足の時は農業組合が管理し灌漑することもあります。これを「番水」とよび勝手に取水すればその田んぼが干上がっても送水しないというのが「掟」。こうした仕組みはどの地域にもあります。米を作り生計を立てるために大切な水利は集落自治の要でもあります。山も川も道も田んぼもすべて集落のもの、みんなで管理します。自然と向き合い生産を営み人々が助け合っていきる社会があります。

 近江日野交流ネットワークが「近畿の食と農インバウンド推進協議会」から近畿農政局長賞を受賞されました。外国人を受け入れる農村体験が評価されたのです。今年も3000人以上の子ども達や外国人が田舎体験でやってきます。豊かな自然と温かい人のつながり、この大切さが今、再認識されています。地域に誇りをもって元気な町をつくるために力を合わせましょう。

 

広報ひの2017年4月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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