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綿向雑感(6月)

[2017年6月1日]

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綿向雑感(6月)

 ♪どこかに故郷の香りを乗せて入る列車のなつかしさ♪名曲「あゝ上野駅」の一節です。東北や北関東地方から中学生が「金の卵」といわれ、就職列車で東京の玄関口である上野駅におりたちました。十代の少年少女が故郷を離れ、仕事に就いたのです。NHKの朝ドラ「ひよっこ」の主人公の矢田部みね子は、奥茨城村出身で東京オリンピックの翌年、高校を卒業し「向島電気」に就職。月給は1万2千円、寮費や預金などを控除した手取り6千円の内、5千円を実家に仕送りし千円で一か月を過ごします。年端も行かぬ少女たちの健気な姿に胸をうたれます。会社の寮には、田舎からでてきた少女達が仲良く暮らし、故郷訛りがとびかいます。東京オリンピックに向けて都心の道路やビル、新幹線の建設などみね子の父親のような出稼ぎ労働者がたくさん働いていました。こうした地方からの労働力によって日本の高度経済成長が支えられたのだと実感しました。

 あれから50年余が経過しますが地方から東京への人口移動の流れはつづいています。東京一極集中を打開し元気な地方をつくるための施策の強化が大切です。豊かな自然環境と温かい人間関係のある田舎を大切に思う田園回帰の流れを受け止め定住移住対策にしっかりと取り組みたいと思います。

 ところで、3年後に迫っている2度目の東京オリンピックの開催を口実に政府は、自由と民主主義を抑制する「共謀罪」の成立や平和憲法の要である9条の「改正」をしようとしています。平和の祭典であるオリンピックを政治利用してはなりません。

 敗戦から20年目の東京オリンピックの最終聖火ランナーの坂井義則さんは昭和20年8月6日広島の生まれ。真っ白のユニフォームで国立陸上競技場の聖火台の階段を一歩一歩かけあがり聖火に点火する姿は、日本の戦後の復興とともに平和国家としての歩みを世界に示す機会になりました。オリンピックを契機に平和への思いを広げるために力を合わせましょう。

 

広報ひの2017年6月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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