ページの先頭です

綿向雑感(2月)

[2018年2月1日]

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

綿向雑感(2月)

 今年は明治維新から150年の年です。明治維新は、欧米列強の開国要求を受けて幕藩体制のもとで領主が土地と領民を「支配」する中世封建社会から近世資本主義社会へかわる転換点でした。今年のNHK大河ドラマは、西郷隆盛を描いた「西郷どん」。西郷は、薩摩の下級武士の出身でありながら明治維新をリードし「錦の御旗」を掲げる「官軍」のリーダーとなり戊辰戦争を指揮しました。しかし、西南の役(明治10年)で「賊軍」として敗れ自決し「内戦」が終わります。波乱万丈の人生です。明治政府は「殖産興業」「富国強兵」をスローガンに欧米列強に追いつこうとしました。明治憲法の制定、産業の発展、大正デモクラシーと歴史は進みました。

 一方で戦争をする国へ。日清戦争(明治27年)、日露戦争(明治37年)、第一次世界大戦(大正3年)、シベリア出兵(大正7年)、満州事変(昭和6年)、支那事変(昭和12年)、太平洋戦争(昭和16年)。軍国主義国家へ突き進み太平洋戦争敗戦(昭和20年)を迎えました。日本は明治以降70数年の間に7回の戦争(事変)に参戦しましたが敗戦を転換点として軍国主義国家から民主主義国家へ生まれ変わり国際社会に復帰し経済発展を遂げました。戦後70数年、平和憲法のもとで一度も戦争に参加していません。

 次の転換点は、3・11東日本大震災(平成23年)ではないでしょうか。大地震と津波によって原子力発電所は破壊され、放射能汚染が広がり、今も処理の見通しはたっていません。自然の力の大きさと科学の力で制御しきれない原子力の脅威を思い知らされました。科学と経済の発展は目覚ましいものがありますが万能ではありません。自然の力に畏怖の念をもって謙虚に向かい合い共生することの大切さに気づかされました。

 150年前、「西郷どん」は、貧しい農民のために年貢制度の改善を直訴したそうです。誰もが幸せになる社会、戦争のない平和な社会、自然と共生する社会を築くために力を合わせましょう。

 

広報ひの2018年2月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

お問い合わせ

日野町役場企画振興課秘書広報担当

電話: 0748-52-6550 ファックス: 0748-52-2043

E-mail(メールソフトが起動します): kouhou@town.shiga-hino.lg.jp


綿向雑感(2月)への別ルート

Copyright (C) Hino Town All Rights Reserved.