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綿向雑感(5月)

[2018年5月1日]

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綿向雑感(4月)

「花散りて 浄土の若葉 見に佛(ほとけ)」父の叔父で俳人だった夢(む)宵(しょう)さんが父の死を悼(いた)み詠まれた句です。父の37回忌の法事をしました。時のたつのは早いもの。先日、清田出身の清水(しみず)さんから「市松(いちまつ)(父)さんには可愛がってもろた」と言われ嬉しくなりました。「あの時代(戦争中)は大変やったなあ。わしは戦車兵に合格したでぇ」と。父も陸軍少年飛行兵に合格したと言っていました。あと半年戦争が続いていたら戦地に行ったかもしれません。

ところで、4月5日(木)、フィリピンで戦死された上野田出身の中野(なかの)さんの「武運(ぶうん)長久(ちょうきゅう)」を願って寄せ書きがされた日章旗(にっしょうき)の返還式がありました。返還をされたアメリカの方が「身内も日本の駆逐艦によって攻撃された潜水艦で戦死しています。戦争に勝者も敗者もありません。」と話されました。

二度と戦争をしないと誓い制定した日本国憲法は「日本国民はみづから進んで戦争を放棄し・・・」(勅語)、憲法9条に戦争放棄を規定しました。そのおかげで日本は戦後ずっと戦争に直接かかわることはなく、他国の人をひとりも殺さず戦死者も出していません。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」(憲法前文)からです。

今、「自衛」の名によって戦争が出来る「普通の国」にしようと憲法9条改正が声高に叫ばれています。存在しないと国会で答弁していた自衛隊のイラク派遣時の日報が1年余りも「隠蔽(いんぺい)」。派遣地が「戦闘地域」であったことを「隠蔽」するためといわれています。森友・加計学園問題も根っ子は同じです。都合の悪いことは「隠蔽」「改竄(かいざん)」、かつての「大本営発表」(旧陸・海軍の戦争遂行機関の発表)の如し。

法事には、戦前に満州で生まれた従兄弟にも参ってもらいました。敗戦後の満州からの過酷な逃避行、弟さんは中国残留孤児に(平成になって家族で帰国)。あの時代に逆戻りさせてはなりません。「政府の行為によって再び戦争の惨禍(さんか)がおこることのないよう」国民が力を合わせましょう。

 

広報ひの2018年5月号 掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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