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綿向雑感(7月)

[2019年6月27日]

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綿向雑感(7月)

 青い空、白い雲、なつぞらが広がる初夏。映画監督の佐藤純彌(さとうじゅんや)さんを「偲(しの)ぶ会」が開催されます。北大路欣也(きたおおじきんや)、角川(かどかわ)春樹(はるき)、西田(にしだ)敏(とし)行(ゆき)、三田(みた)佳子(よしこ)さんなどそうそうたるメンバーが発起人に名を連ねておられます。2005年、佐藤さんが戦後60周年を記念した映画「男たちの大和」の監督をされました。2006年、日野町で佐藤さんに「憲法公布60周年記念」の講演をいただきました。

 「男たちの大和」は、太平洋戦争末期の1945年、広島県呉(くれ)軍港から沖縄に向け出撃した戦艦大和の最期が描かれています。大和は、全長263m、全幅39m、満載排水量7万2千トン、主砲46センチ砲九門の世界最大の超弩級(ちょうどきゅう)戦艦でした。しかし、大鑑巨砲時代は終わり航空機が主流の戦闘に変わっていました。大和の出撃は「水上特攻」という無謀な作戦でした。当時、制空権も制海権も米軍が握っており、4月7日鹿児島県徳之島(とくのしま)沖で大和も乗組員約3,000人とともに海底に沈みました。ちなみに、駅前の寿屋さんの亡くなられた店主、前宮(まえみや)正一(しょういち)さんは大和乗組員の数少ない生還者。白い海軍帽をかぶり店にたたれていました。戦争反対の思いが込められていたと聞いています。店には今も「男たちの大和」のポスターが掲示されています。

 戦後、2度と戦争をしないと誓い平和憲法が制定されました。首相や国会議員が憲法9条の「改正」を進めようとしていますが、そもそも憲法99条には天皇、国務大臣、国会議員、裁判官をはじめ公務員に憲法を尊重し擁護する義務を課しているものです。

 NHKの朝ドラ「なつぞら」を毎日楽しんでみています。主人公は昭和12年生まれの奥原(おくはら)なつ、東京大空襲で焼け出され母は焼死、父は戦死、兄と妹と戦争孤児として戦後の混乱期を経験しました。時々、辛かった当時の回想シーンがでてきます。兄の奥原(おくはら)咲(さい)太郎(たろう)と同世代の佐藤純彌さんは、「男たちの大和」に反戦の思いを込められました。広がるきれいななつぞら、幸せが広がる国づくりへ力を合わせましょう。

 

 広報ひの2019年7月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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