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綿向雑感(10月)

[2019年9月27日]

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綿向雑感(10月)

 稲刈りが終わるのを待っていたかのように彼岸花が真っ赤に咲き誇り、秋本番の季節になりました。4条刈りのコンバインなら3反(たん)(約3000㎡)も2時間もあれば収穫できます。手刈りの時代は家族ぐるみで1反が精いっぱい。稲の株をつかみノコギリ鎌で刈り、藁(わら)すべで束ね、束に結い、脱穀機に運び脱穀。籾(もみ)はトンベシにいれてリヤカーで運搬、干し場にコモをひき筵(むしろ)に広げ天日で乾燥。仲間で籾すりし玄米に仕上げます。大人たちは春の田植えと秋の稲刈りに備え、背中に灸(きゅう)をすえていました。朝暗いうちに自転車に乗せられ日野駅へ。そして近江鉄道で貴生川駅、SLD51で京都駅、近鉄電車で丹波(たんば)橋(ばし)駅、京阪電車で六地蔵(ろくじぞう)駅下車、小栗栖(おぐりす)の灸屋に着きます。ささやかな家族旅行でもありました。灸の痕は、百姓の「勲章」のように今も背中に残っています。9月は敬老月間、こうした時代を生き抜いてこられた方々にお会いし、「おかげさんで」「あんばいしてもろて」とよく耳にしました。感謝の気持ちが長寿の秘訣なのかもしれません。

 近江鉄道も開業120年余を経過しました。自動車の普及によって利用者はピーク時と比べると半分以下になりましたが高校生らの通学や高齢者や障がい者などの移動手段を支える大切な公共交通機関であることにかわりはありません。8月末、近江鉄道の経営が赤字になるなかで対応策を協議するため近江鉄道沿線自治体首長会議が開催されました。存続を前提に近江鉄道と県と沿線市町が一丸となって取り組むことが大切だと思います。そして、「地方創生」といわれる時代にふさわしい国の支援も必要です。

 日野駅再生プロジェクト3年目、おかげさまで多数の方々からご寄付をいただき駅舎、上りホームの改築ができ、鉄道資料館を整備し完了します。10月20日には駅舎再生2周年を記念し日野高校生カフェやハロウインなど楽しいイベントを企画いただいています。街中では桟敷窓アート。さらに元気な町をつくるために力を合わせましょう。

 

 広報ひの2019年10月号掲載

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

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