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綿向雑感(2月)

[2010年2月1日]

平成22年2月 綿向雑感

日野町長 藤澤 直広 

  日野町長 藤澤 直広 

 

 

  

 鈴鹿の主峰、綿向山が真っ白に雪化粧をし、左右に従う連山も白く輝いています。2010年の幕開け、里には雪は積もらず穏やかなスタートとなりました。1月10日は恒例の成人式。中学校を卒業して5年、「大人」になったことを自覚するとともに仲間や恩師の先生との旧交が深められる場に。故郷の成人式はいつも温かい。午後からは消防団の出初式、寒風をついてのパレードや祝賀放水は、故郷を守る気概にあふれ凛々しく頼もしい。年末には、伊藤みきさんのオリンピック壮行会。「故郷日野の皆さんの応援が心強い」という伊藤さんの言葉を聞いて、近所のおばあさんが「なんやら胸が熱うなるなあ」と目頭を押さえられました。自分が生まれた町、自分が育った町、自分が暮らす町を愛しいと思う人たちがたくさんいることは素晴らしい。そして、真面目にコツコツと生きる人たちを支える町、県、国、政治が求められています。

 

 

 政権が交代して初めての通常国会が始まりました。期待と不安が交錯するなかで「無血の平成維新」「コンクリートから人へ」の真価が問われます。先日、障害者自立支援法をめぐる訴訟で厚生労働大臣は「障がい者の尊厳を深く傷つけたことを心から反省します。」と表明、世論と「政治主導」の成果です。しかし、ことさら「政治主導」「脱官僚」と強調するよりも、大事なことは政治の中身を「大企業中心から国民生活中心へ」変えることです。そのために、大臣も官僚も力を合わせなければなりません。憲法15条に「公務員は全体の奉仕者」とあり、公務員はその時々の政権のためではなく国民のために働くことを求める大事な規定です。国民に奉仕する公務員が政策を企画立案し、政治がチェックし判断する、何よりも国民がしっかりと政治に関心をもって参加することが大切です。政権を交代させた大きな国民の力で、今度は、真に国民の暮らしの安心と希望をかなえる政治を実現する年にしたいものですね。

 

 

  

 

  

 「広報ひの」 2月号掲載

 

 

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