子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン)
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子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン)について
日野町では予防接種法に基づき、子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン)予防接種を実施しています。
子宮頸がんは、ウイルス感染で起こるがんの一つで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と考えられています。このウイルスは、性経験のある女性の多くが生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスで、子宮頸がん、肛門がん、膣がんなどのがん等多くの病気の発生に関わっているとされています。日本では、特に若い女性の子宮頸がん罹患が増え、毎年約11,000人がかかり、さらに毎年約2,900人が亡くなっています。

HPVワクチン接種の対象者
・小学校6年生から高校1年生の女性
・平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性の方でHPVワクチンを合計3回接種されていない方

HPVワクチンの有効性
現在、公費で受けられるHPVワクチンは、防ぐことができるHPVの種類(型)によって、2価ワクチン(サーバリックス®)、4価ワクチン(ガーダシル®)、9価ワクチン(シルガード®9)の3種類あります。
サーバリックス®およびガーダシル®は、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50%から70%を防ぎます。
シルガード®9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80%から90%を防ぎます。

HPVワクチンの種類・接種回数
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。
(1) シルガード9(初回接種が15歳未満の場合2回・初回接種が15歳以上の場合3回)
臨床試験の結果、2回接種した15歳未満の方における効果は3回接種の場合と比べて劣っていないことが報告されています。
(2) ガーダシル(3回)
(3) サーバリックス(3回)
★医療機関で予約される際に、接種回数・接種されるワクチンの種類をお伝えください。

HPVワクチンのリスク
HPVワクチン接種後には、多くの方に、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあり、まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあるとされています。HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、ワクチン接種者1万人あたり、約8人から9人で、うち医師等が重篤な症状と判断したのは、ワクチン接種者1万人あたり、約5人から7人です。
接種をお考えの方は、HPVワクチンの有効性やリスクを十分にご理解いただいた上で、接種を受けるかどうかご判断をお願いします。
詳しくは、厚生労働省ホームページをご確認ください。接種を希望される場合は、事前に福祉保健課保健担当までご連絡ください。
厚生労働省ホームページ(←クリックすると移動します。)

HPVワクチン接種を受けた方へ(注意点)
HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を受けた医療機関の医師にご相談ください。
HPVワクチンは合計2回または3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることができます。