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あしあと

    『近江日野の歴史』全9巻のご案内

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    時空を越えて 今よみがえる 悠久の自然と文化 近江商人のふるさと日野

    町史既刊の写真

    日野町は滋賀県の南東内陸部に位置し、綿向山をはじめとする豊かな自然に恵まれたところです。また早くから拓け、古代から現代に至るまで歴史が脈々と刻まれ、幾多のドラマが繰り広げられてきました。およそ1万年前には人々が住み、中世には蒲生氏の領地となりました。また、江戸時代には全国を商圏とした近江日野商人を数多く輩出し、明治時代にはその経済力と教養を基礎に近代化が図られました。
    日野町では、自然や社会を取り巻く環境の変化が著しい現代において、このようなふるさと日野の歴史・文化や先人たちの足跡が忘れ去られかねないという危惧から、日野町史『近江日野の歴史』の編さん事業に着手しました。『近江日野の歴史』が将来のまちづくりに役立つと共に、日野町の文化が全国へ発信されるものと考えています。

    現在、第1巻~第9巻を好評販売中です。

    ★体裁と特徴

    • B5判(タテ263㎜×ヨコ190㎜)、クロス装、上製本、ケース入り、本文約550頁
    • 最新の調査成果を反映した内容
    • 平易な文章と大きく読みやすい活字
    • 本文の理解を高める豊富な写真と図表
    • カラー写真や調査データなどを収録したCD-ROMを付録

    『近江日野の歴史』(全9巻)の概要

    第1巻 通史編「自然・古代編」 

    担当編集委員 小林圭介(滋賀県立大学名誉教授)、井上満郎(京都市歴史資料館館長) 

    〈自然〉 

     日野町の豊かな自然を、総合的な調査研究によって明らかにする。気象、地形・地質、植生・植物相、哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、昆虫類、魚貝類などの多様な自然について、新事実や興味深い現象なども含めて紹介する。

    〈古代〉

     琵琶湖とそこに流れこむ河川は、日本海や瀬戸内海を経て、中国大陸や朝鮮半島とつながっている。古代の国際環境の中で、東アジアの先進文明はその水運を利用して近江日野へも流入した。その足跡が刻まれた豊かな歴史と文化を探る。

     

     第2巻 通史編「中世編」 担当編集委員 河内将芳(奈良大学教授)

     日野を根拠に活躍した蒲生氏の足跡をたどり、中世からその断絶に至る歴史を多くの史料を駆使して綴る。また、日野で育まれたさまざまな信仰や文化の形、町内所在の中世城郭の特色について明らかにする。

     

    第3巻 通史編「近世編」 担当編集委員 水本邦彦(長浜バイオ大学教授)

     戦国時代末期から幕末までを扱う。仁正寺藩や水口藩など領主支配の様子や、町・村の運営の仕組みを中心に、住民の生業の諸相、日野椀・合薬など特産品の製造、日野商人の活躍、様々な文化活動などについて、新史料を多数活用しながら多面的に描く。

     

    第4巻 通史編「近現代編」 担当編集委員 高久嶺之介(京都橘大学教授)

     明治から大正・昭和・平成へと続く激動の時代。教育・商工業・文化の進展をはじめとする近代化の様相や社会制度の変化、戦時体制下の人びとの暮らし、戦後復興から現在の日野が作り上げられるまでの変遷を、古文書・新聞などの多彩な史資料を用いて描く。

     

    第5巻 分野編「文化財編」 担当編集委員 木村至宏(成安造形大学名誉教授)

     日野町内に残る国・県・町指定の文化財を中心に、地域で大切に受け継がれてきた身近な文化財を、写真や図を数多く用いて紹介する。美術工芸品、建造物、町並み、史跡・名勝・天然記念物、考古資料、街道・道標など日野の歴史文化遺産を集大成する。

     

    第6巻 分野編「民俗編」 担当編集委員 満田良順(近江日野商人館館長)

     失われつつある日野町の民俗を掘り起こし、町や村の暮らし、衣食住、人の一生、年中行事、信仰、子どもの遊び、わらべ歌など、かつての生活を克明に描き出す。また、重要無形民俗文化財「芋競べ祭」や「日野祭」などの祭礼の様子も詳しく紹介する。

     

    第7巻 分野編「日野商人編」 担当編集委員 宇佐美英機(滋賀大学教授)

     近世・近代における日野商人の商業活動を記述する。他国へ進出した商人たちの経済活動や経営理念、商業組織、地域社会への貢献などについて、史料に即して歴史的に明らかにする。また、日野商人の家訓・店則のほか、地元の売薬商人についても取り上げる。

     

    第8巻 分野編「史料編」 担当編集委員 水本邦彦(長浜バイオ大学教授)

     古代、中世、近世、近現代の史料を厳選して掲載する。中世の寺社や蒲生氏に関する史料、町や村で大切に保管されてきた近世・近代の古文書をはじめ、各時代の近江日野の歴史を活き活きと物語る史資料を、大判の写真と豊富な解説を交えてわかりやすく紹介する。

     

    第9巻 分野編「絵図・要覧編」

     絵図編では、日野町内に残されている地籍図や地名・水利に関する聞き取り調査結果をもとに、大字ごとの歴史的景観を復原する。また要覧編では、日野町の歴史年表、総索引、歴代表、各種統計表などを収録する。

    ★価格

    ◆頒布価格4,000円(価格はいずれも消費税込み)

    ◆全巻購入特典

     全巻セット購入(未刊分の予約を含む)の場合は、最終巻を無料進呈します。

    ◆申込み方法

     下記の購入申込書、または電話にて「近江日野商人ふるさと館」までお申込み下さい。

     郵送を希望される場合は、送料実費負担のうえ、代金前納となります。

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    ★販売場所

    近江日野商人ふるさと館 各地区公民館 日野町役場教育委員会事務局(2階北側フロア)

    近江日野商人館 日野観光協会 カルチャーハウスイシオカ

    お問い合わせ

    近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」
    電話: 0748-52-0008 ファックス: 0748-52-3850