青雲之志　町長コラム（9月）

　9月とはいえ、まだ夏を思わせる暑い毎日です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。7月11日に町長として就任をさせていただき、もうすぐ2か月が経とうとしています。多くの方にお支えいただき、日々、町長としての仕事を務めさせていただいております。この場をお借りしまして、改めて感謝を申し上げたいと思います。

　さて、皆さまにとって、ご不安やご心配の種になっているのが、「新型コロナウイルス感染症」であるかと思います。7月初旬ごろから感染が全国でふたたび広がり、日野町においても感染者が確認されることとなりました。大きく感染は広がっていませんが、まだまだ気を許せない状況です。

　そういった中でも、医療機関をはじめ、高齢者福祉施設や障がい者福祉施設、保育施設や学校施設などでは、緊張の高まる中で日々の業務に従事していただいており、感謝の念に堪えません。私たちにできることは、マスク着用や手洗いの励行、3つの密の回避、などの感染対策です。しっかりと心がけたいと思います。

　感染拡大によって、この夏に予定をされていた納涼祭や花火大会など、さまざまな行事・イベントが中止または縮小されました。また、お盆休みに、ご家族が帰省することを自粛されたというお話も聞いています。本当に残念です。ウイルスによって、私達の健康はもちろんですが、家族とのつながりや人とのつながりが分断されようとしています。人と人が疑心暗鬼になり、人を誹謗中傷するなどの行為も全国で多発しています。

　こんなウイルスに負けてはいけない。憎むべきは「人」ではなく「ウイルス」です。そして、この試練を乗り越えていくためには、私達の「日々の感染予防」と「他者を思いやる心」が大切だと思います。終息の兆しはまだ見えませんが、必ず、克服できると私は信じています。皆さんと一緒に、この試練を乗り越えていきたいと思います。