ストレスと上手につきあう方法
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「現代はストレスの時代である」と言われるほど、人はさまざまなストレスにさらされています。過労・騒音・暑さ・寒さ・排気ガスなどは、不快な身体的ストレス刺激となります。また、精神的ストレスは不安・緊張・不満・怒りなど、不快な感情を起こさせるもので、職場における人間関係、核家族化した若い親にとっての妊娠・出産・育児、嫁姑関係、配偶者の死などがその原因となります。過度のストレスは心身症や神経症、うつ病など心の病気の原因となるものですが、適度なストレスは緊張感を生み、活力の源となることもあります。ストレスと上手につきあって快適な毎日を送りましょう。
●食事で心を元気にする
ストレスに打ち勝つには栄養バランスの良い食事が必要です。「心の3大栄養素」といわれるたんぱく質、ビタミン、ミネラルをたっぷり採るのがコツです。
- たんぱく質
体の成分を作るとともに自律神経を調節したり、免疫機能を高める働きもあります。肉・魚・卵・牛乳・大豆製品などに多く含まれます。 - ビタミン
ビタミンBには精神疲労を取る働きがあります。ブロッコリー・さといも・いんげん豆・ごま・レバー・うなぎなどに豊富に含まれています。ビタミンCが不足すると副腎皮質ホルモンが作られず、ストレスに対する抵抗力が弱くなります。また、自律神経のバランスを整えるためにもたっぷり必要です。カリフラワー・小松菜・パセリ・ピーマン・柿・みかんなどにはビタミンCが多く含まれています。 - カルシウム
天然の精神安定剤と呼ばれ神経の興奮をおさえて、イライラを鎮める働きがあります。かぶや大根の葉・大豆製品・乳製品・魚介類・海草などに多く含まれています。
●歩いて動いて心のパワーアップ
軽い運動でひと汗流すことは、よい気分転換になります。また、スポーツは体力を増強し、忍耐力を高めることができます。一番手軽な運動は歩くこと。特に、デスクワーク主体の方や外出の機会の少ない方は努めて歩くようにしたいものです。目標は1日1万歩。
●ぐっすり睡眠で明日への活力を
睡眠不足は疲労を翌日に残し、頭と体の働きを弱めるもと。一日の疲れはその夜の良質の睡眠できれいさっぱり取りさっておきましょう。「シンデレラ睡眠」という言葉があります。午前0時前に眠りにつくという意味です。睡眠にはレム睡眠(体の眠り=浅い眠り)とノンレム睡眠(脳の眠り=深い眠り)の2つがあります。午前0時前に寝ると体のリズムの関係で、すぐに『熟睡のもと』ともいえるノンレム睡眠に入ることができ、深い眠りが得られます。夜更かしはみすみす熟睡できるチャンスを逃しているようなもの。早寝を心がけましょう。