青雲之志 町長コラム(7月)
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7月も注意!
今年の梅雨は「メリハリ型(陽性)」と言われています。シトシトと弱い雨が降り続くのではなく、ザーッと激しい雨が降り、晴れ間は急激に気温が上がるといったものです。実際に、近畿地方は6月上旬に梅雨入りし雨模様が続いていましたが、中旬以降は猛暑の日が続く形となり、時折、短時間豪雨が発生する日もありました。引き続き、この7月も「豪雨」と「猛暑」に注意が必要です。
ここ近年「線状降水帯」の発生をともなう集中豪雨が多発しており、各地で甚大な被害を及ぼしています。線状降水帯は短時間で河川の氾濫や土砂災害を引き起こす危険性があります。台風や大雨などによる災害のおそれが高い場合、行政は避難情報を発令します。警戒レベル3「高齢者等避難」では、高齢者や障がいのある方は避難を開始し、警戒レベル4「避難指示」では、全員が速やかに避難する必要があります。今一度、お住まい近辺の水害や土砂災害の危険地区の把握とともに、どちらに避難をすればいいのかを各々ご確認いただきたく思います。
その一方、「猛暑」の日も続きます。近年の猛暑は、まさに災害級となっており注意が必要です。特に高齢者や乳幼児、持病のある方は熱中症のリスクが高く、屋内でも発症する可能性があります。令和3年から「熱中症警戒アラート」の本格運用が開始されました。アラートが発表された場合は、不要不急の外出や屋外での活動を控え、こまめな水分・塩分の補給や冷房を使用するなど体調管理にくれぐれもご注意ください。
一人ひとりの備えと行動が、災害から命を守ることにつながります。この夏も「豪雨」と「猛暑」の両方に十分な警戒をお願いいたします。

広報ひの2025年7月号掲載
日野町長 堀江和博