特定外来生物について
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:7799
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

特定外来生物とは
「特定外来生物」とは、海外起源の外来種で、生態系や人の生命・身体、農林水産業への被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれのある生物で、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)に基づいて指定された生物のことです。特定外来生物に指定された生物は、飼養・栽培・保管・販売・譲渡・輸入・野外に放つこと・種をまくこと等は禁止されており、違反した場合には罰則が課せられます。特定外来生物は、生きているものに限られ、個体全体だけではなく卵、種子、器官なども含まれます。

外来植物とは
「外来植物」とは、もともとその地域になかった植物が、人間の活動によって他の地域から持ち込まれた植物のことです。その中でも、生態系などに大きな影響を与えるものを 侵略的外来種と呼びます。そして特に注意すべき外来種は、外来生物法により「特定外来生物」に指定されています。繁殖力が強く、在来種への影響が大きいため、自宅の敷地内で発見した場合は、駆除のご協力をお願いします。

外来植物の駆除
外来植物が自宅の敷地内で生育している場合、種ができる前に根から抜き取り、ビニール袋等に密封して可燃ごみに出してください。種ができている場合は、種が飛ばないように十分注意ください。
また、作業の際はけが等を防ぐため、長袖の服や作業用の手袋等を着用するなど、できるだけ肌を露出しないようにしましょう。作業終了後は、服や長靴、道具等に、種子や根などの繁殖できる部位が付着していないかを、現地でよく確認しましょう。
除草剤による駆除も効果的ですが、他の植物や周辺環境への配慮をお願いします。

オオキンケイギク
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月から9月頃まで鮮やかな黄色の花を咲かせる植物です。種子で広がるだけでなく、多年草なので毎年、地中に残った根からも茎・葉が伸びてきます。この植物は、在来生物の生育場所を奪うおそれから、外来生物法で特定外来生物に指定されており、栽培することは禁止されています。
「キバナコスモス」と似た植物であることから、誤って栽培していたり、知らない間に繁殖している場合があります。
【特徴】
・キク科の多年草
・繁殖時期は5から7月頃で黄色い花をつける
・高さは、30から70cm
・路傍、河川敷、線路際などの日当たりの良い場所に生育して大群落をつくる
・昆虫類に受粉を頼る虫媒花
・葉は、細長いへら状をしており対生する

○花の特徴
花はコスモスに似た形状で直径5から7センチメートル程の頭状花(茎の先端に1つの花を付ける)
花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしている。
花びらの先端には不規則に4から5つのぎざぎざがある。
コスモスとは開花時期が異なっている。(コスモスは秋)
(写真)出典:環境省ホームページ