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あしあと

    青雲之志 町長コラム(12月)

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    会津から学ぶこと

     日野町は蒲生氏郷公の生誕の地です。近江日野の後に城主となった土地にちなんで、三重県松阪市と福島県会津若松市と共同で、平成14年に「蒲生氏郷公ゆかりネットワーク共同宣言」を発表し、今日まで3市町での交流が続いています。

     近年はコロナ禍で交流が難しい状況でしたが、今年9月には会津若松市の会津まつりに、11月には松阪市の氏郷まつりにそれぞれお招きいただきました。特に会津まつりにおいては氏郷公役として藩公行列に参加させていただきました。今日の郷土があるのは先人のおかげとして、先人を顕彰(けんしょう)する姿勢に大変学ぶところがありました。

     さて、会津若松市は江戸時代・幕末においても大河ドラマになるほどの歴史を持つまちですが、印象に残っているのが子どもたちへの「教え」です。江戸時代には、白虎隊も学んだ日新館(にっしんかん)という藩校があり、そこでは「ならぬものはならぬ」という「什(じゅう)の心得」が示されていました。そして現在の会津若松市ではそれを参考に「あいづっこ宣言」という指針を示しています。

     あいづっこ宣言「一.人をいたわります」「二.ありがとう、ごめんなさいを言います」「三.がまんをします」「四.卑怯(ひきょう)なふるまいをしません」「五.会津を誇り、年上を敬います」「六.夢に向かってがんばります」「やってはならぬ、やらねばならぬ、ならぬことはならぬものです」

     価値観や考え方が多様化している現代において、会津の教えのような「ならぬことはならぬ」という姿勢は、子どものみならず我々大人こそが、一本筋の通った考えを堅持(けんじ)することの大切さを教えてくれているように思います。11月12日(土)には会津若松市の皆さんが日野町にお越しになり、記念植樹をしてくださいました。氏郷公のご縁によって、こういった交流ができますことに心から感謝したいと思います。
    堀江町長の写真です

    広報ひの2022年12月号掲載
    日野町長 堀江和博

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