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あしあと

    「やさしい日本語」を知っていますか?

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    「やさしい日本語」とは、普段使われている言葉を外国人にもわかるように配慮した簡単な日本語のことです。
    外国人住民の中には、「やさしい日本語」なら理解できる、という方がたくさんおられます。「やさしい日本語」は、日本人と外国人が地域で大切な情報を共有したり、互いに意思疎通を図ったりする助けになります。また、誰にでもわかりやすいように配慮されているので、外国人だけでなく、子どもや高齢者とのコミュニケーションにも役立ちます。

    「やさしい日本語」ができたきっかけ

    阪神淡路大震災のとき、外国人被災者のために、英語での情報提供が発災から半日後に始まりました。しかし、英語がわからない人も多く、英語だけでは限界がありました。

    そこで、外国人の方に情報を「迅速に」「正確に」「簡潔に」伝えるために、弘前大学・社会言語学研究室により考えだされたのが「やさしい日本語」です。今では、災害時だけでなく、普段のコミュニケーションにも使われれるようになりました。

    なぜ日本語で?

    外国人にわかりやすい

    法務省の調べによると、東日本大震災が起きたとき、被災地に住んでいた外国人の国籍は160か国以上でした。そのような状況のもとでは、情報をそれぞれの母国語で伝えることはできません。「簡単な日本語であれば理解できる」という人は多いので、「やさしい日本語」なら災害情報を迅速かつ正確に伝えることができます。

    日本人にもわかりやすい、使いやすい

    ポイントを押さえれば、だれでも使うことができます。また、日本人にとってもわかりやすいコミュニケーション手段の一つです。

    在住外国人の使用言語、認識可能文字

    町が毎月発行している広報紙「広報ひの」で、やさしい日本語を使うためのポイントを紹介しました。【令和3(2021)年4月号から11月号に掲載】

    やさしい日本語を使うためのポイント

    簡単な言葉を使う

    漢字には、ふりがなをつけましょう。
    例)土足厳禁 ⇒ くつをぬいでください。
    例)無料 ⇒ お金(かね)はいりません。(タダです)

    文は短くする

    一文の中に、言いたいことは1つだけにしましょう。
    例)ごみの分別をきちんとして、可燃ごみは月曜日と木曜日に出してください。 ⇒ ごみを分(わ)ける決(き)まりがあります。燃(も)えるごみは月曜日(げつようび)と木曜日(もくようび)に出(だ)してください。

    文は文節で余白をあけて区切る

    例)ここに来た目的は何ですか? ⇒ どうして ここへ きましたか?
    例)余震が起きるおそれもあるため、地震の揺れで壁に亀裂が入ったりしている建物には近づかないようにするなど、余震に対して十分に注意してください。 ⇒ 余震(よしん)〈後(あと)から来(く)る地震(じしん)〉に注意(ちゅうい)してください。地震(じしん)でこわれた建物(たてもの)に注意(ちゅうい)してください。

    外来語に気をつける

    和製外来語はもとの言葉と意味や発音が異なるものが多いため、使う時は注意が必要です。
    例)キャンセル ⇒ やめる
    例)デマ ⇒ うその 話(はなし)

    擬態語(「めちゃめちゃ」「ふらふら」など)は使わない

    例)頭がガンガンする ⇒ 頭(あたま)が 痛(いた)い

    動詞を名詞化したものは、できるだけ動詞文にする

    例)揺れがあった ⇒ 揺(ゆ)れた
    例)壁に割れを見つけたら ⇒ 割(わ)れた ところを 見(み)つけたら

    あいまいな表現は使わない

    例)9時頃に来ます ⇒ 午前(ごぜん) 8時(じ)30分(ふん)から 午前(ごぜん) 9時(じ)30分(ふん)までに 来(き)ます
    例)亀裂が入ったりしている建物 ⇒ 壊(こわ)れた 建物(たてもの)

    二重否定は使わない

    二重否定の表現は、外国人だけでなく、日本人にとっても混乱を招きやすい表現です。
    例)在留カード以外は必要ありません ⇒ 在留(ざいりゅう)カードを 持(も)ってきて ください

    文末表現はなるべく統一する

    例)火を使えます ⇒ 火(ひ)を 使(つか)うことが できます
    例)手を洗いましょう ⇒ 手(て)を 洗(あら)って ください

    文は文節で余白をあけて区切り、分けて書く

    例)滋賀県で大きい地震がありました ⇒ 滋賀県(しがけん)で 大(おお)きい 地震(じしん)が ありました

    災害時によく使われることばなど、知っておいたほうが良いことばは そのまま使い、ことばの後に<>を使い言いかえる

    例)「消防車」 ⇒ 消防車(しょうぼうしゃ) <火(ひ)を 消(け)す 車(くるま)>
    例)「避難所」 ⇒ 避難所(ひなんじょ) <みんなが 逃(に)げる ところ>

    漢字は簡単なものを使い、ふりがなをふる

    例)この紙(かみ)に 名前(なまえ)を 書(か)いて ください
    例)ゴミは 決(き)まった日(ひ)に 出(だ)して ください

    漢字を使用したほうがわかりやすい場合は、漢字を使う

    例)魚を かう ⇒ 魚(さかな)を 買(か)う
    (注意)「買う」を「飼う」と誤解する可能性がある

    外国人生活支援ポータルサイト

    やさしい日本語を作るためのガイドラインや話し方のポイントなどを紹介しています。ぜひご覧ください。
    法務省出入国在留管理庁のサイト(別ウインドウで開く)

    お問い合わせ

    日野町役場企画振興課秘書広報担当

    電話: 0748-52-6550

    ファックス: 0748-52-2043

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