日野のフォト(令和7年4月)
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春のムードいっぱいの「南山王祭(みなみさんのうまつり)」
4月4日(金曜日)、日枝(ひえ)神社(大窪)で春の大例祭「南山王祭」が行われました。
平成12年に滋賀県選択無形民俗文化財となった「日野のホイノボリ」の行事のうち、最も多くのホイノボリが奉納されるのが「南山王祭」です。「ホイノボリ」とは、竹を細長く割った竹ひごに白やピンクの薄紙を花のようにつけた「ホイ」を、幟(のぼり)の先からしだれ桜のように垂らしたものです。竹ひごは48本あり、先に作成した約1,500個の「ホイ」の軸を挟みながら緑色の紙を巻いて作られるそうです。
今回も、多くのホイノボリが五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願して奉納されました。ホイノボリの下では、地元の方たちがたくさん集まってお弁当やおしゃべりを楽しまれていました。
青空のもと華やかなホイノボリが並びました

伊藤(いとう)みきさんと一緒に 環境にやさしい米作りがスタート
4月6日(日曜日)、日野町出身で、元フリースタイルスキー・モーグル日本代表の伊藤みきさんが、西明寺地区を訪れ、地域の皆さんと一緒に農作業と体験されました。
伊藤みきさんは、自身の競技生活中に、地球温暖化により雪山がなくなるかもしれないという危機感から、環境問題や農業に関心を持ち、現在、滋賀県のマザーレイクゴールズ(MLGs)広報大使として、さまざまな環境保全や啓発活動に取り組まれています。
今回は、西明寺地区の綿向山源流のきれいな水で育つ環境に配慮したお米作りや再生可能エネルギーを活用した農業、生ごみ処理について、地域の方の説明を受けながら、西明寺川から農業用水に取水するための作業や水路の泥上げを行い、交流を深められました。

水路の泥上げをする伊藤さん(写真左)

参加された皆さん

花のまち日野「しゃくなげ観光」
4月15日(火曜日)から5月5日(月曜日)まで、鎌掛のしゃくなげ渓でまちの花であるホンシャクナゲの開花に合わせて「しゃくなげ観光」が行われました。今年も渓谷一面にたくさんの花が咲き誇りました。駐車場からホンシャクナゲ群落までの片道1.6kmの遊歩道でも、鮮やかな色のカーネーション椿や紅ドウダンツツジなどの花が咲いて、訪れた方の目を楽しませていました。期間中に開設された現地案内所では特産品の販売も行われ、町内外から多くの方が訪れました。
ホンシャクナゲはツツジ科の常緑低木(じょうりょくていぼく)で、本来は標高800から1,000メートルの高地に自生しますが、ここでは標高300から400メートルの低地に群生しています。このことが大変珍しく、鎌掛谷ホンシャクナゲ群落は昭和6年に国の天然記念物に指定されています。
谷に咲くホンシャクナゲ
展望台からホンシャクナゲを眺める人たち

桜の人気撮影スポット 日野川ダム
4月中旬に日野川ダムの桜が満開を迎え、浮島・水辺公園・親水公園には鮮やかな桃色の花が咲き誇っていました。
浮島の八重桜は、風や波がないなどの条件がそろえば、ダムの水面に景色を反射させて写すリフレクション写真の撮影が可能な人気撮影スポットのため、今年も多くのカメラマンが訪れていました。日野川ダムの周辺には、散策道やダム公園、運動公園が整備されており、日野城址(中野城址)もあります。
滋賀県が作成したダムのウォーキングマップを参考に、四季折々の風景を楽しみながら日野川ダムでのウォーキングやジョギングをしてみませんか。
水辺公園の桜(4月11日撮影)
浮島の八重桜(4月21日撮影)