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青雲之志~町長コラム~(5月)

[2021年5月1日]

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お祭りと復興 

 さる3月10日、馬(うま)見(み)岡(おか)綿(わた)向(むき)神社(じんじゃ)の「祭礼(さいれい)渡御図(とぎょず)大絵馬(おおえま)」が、2年にわたる国立民族学博物館での剥落(はくらく)止め作業を終え、日野に里帰りを果たしました。奉納から200年が経ち彩色の剥落が進んでいたところでした。私も返還作業を見学し、現場におられた国立民族学博物館の日髙教授から修復作業についてご説明をいただきました。 

 加えて、東日本大震災で被災した地域の「お祭りや伝統芸能を復興する」活動についてもお聞かせいただきました。「震災では三陸沿岸地域の誇りともいえる伝統芸能の再開が、復興の原動力となった事例が多数報告されています。震災前の地域社会と震災後の地域社会を結ぶものとして、お祭や伝統芸能はいち早く再開されました。それらが被災地の復興を助ける役割を果たしたのです」

 先生のその言葉に、お祭りの持つ意味を深く考えさせられました。被災地ではまだ避難所や仮設住宅の生活もままならない状況の中で、お祭りや伝統芸能が再開されたようです。当たり前の生活や街並みが津波に流された地域にとって、今と過去とをつなぐ架け橋がお祭りだったのです。過去との繋がりを感じることによって、今の現実を受け入れることができる。なぜ日本の各地域に何百年もお祭りが受け継がれているのか、その理由が少しわかった気がしました。

 今年もコロナ禍によって、地域のさまざまなお祭りや行事が中止または規模縮小を余儀なくされています。とても残念です。しかし、このような時だからこそ、お祭りや伝統行事の持つ意味を深くかみしめることが大切ではないでしょうか。そんな気づきを絵馬から与えていただいたように思います。

堀江町長の写真です

広報ひの2021年5月号掲載
日野町長 堀江和博

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