青雲之志 町長コラム(10月)
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日野町の魅力は?
「日野町の魅力は何ですか?」と聞かれたら、皆さんはどのように答えますか。多くの方は近江商人や蒲生氏郷公の歴史、日野祭などの伝統行事、綿向山などの豊かな自然、日野菜や近江牛などの美味しい食べ物などを思い浮かべるのではないでしょうか。その一方で日野町に移住された方に同じ質問をすると、他にもたくさんの魅力があることを教えていただきます。
8月中頃から「地域おこし協力隊インターン生」として3名の方(大阪府から宮根さん、東京都から吉井さん、福岡県から吉海さん)を受け入れ、活動いただいています。インターン生の皆さんに日野町の魅力を聞くと、意外な答えが返ってきました。
「見知らぬ人でも皆さん挨拶をしてくれます。都会では考えられないことです(宮根さん)」確かに日野の方は見知らぬ人でも親切にされる方が多いと思います。また、子ども達は下校時に「ただいま」と挨拶する子が多いと聞きますし、横断歩道を渡った後に待ってくれた自動車に向かって丁寧にお辞儀をする話もよく聞きます。
「町が整っていて綺麗だと思いました。ゴミもあまり落ちていない(吉井さん)」町民の美意識として玄関先を綺麗にするだけでなく、地域全体を綺麗にしようとする意識が根付いているのかもしれません。地域の清掃・除草活動にも熱心に取り組むことも背景にあるのではないでしょうか。
インターン生の皆さんから教えてもらったことは、私も含め日野に長く住んでいる者からするとあまり気づかないことばかり。しかしこれらは当たり前のものではなく、かけがえのない大切な町の魅力ではないでしょうか。町の魅力を再発見し、それらを大切にできる町にしていきたいと思います。
広報ひの2021年10月号掲載
日野町長 堀江和博