がん検診の体験談
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ひろげよう、がん検診の輪~Tさんの体験談~

がん検診の受診
がん検診を定期的に受診することや肝炎ウイルス検査を受けましょう。早期のがんは自覚症状がなく、相当進行した段階で症状が出る場合が多いのです。定期的に検診を受けることが大切です。
町のがん検診で胃がんが見つかったTさんの体験談で早期発見の大切さが良くわかります。

Tさんの体験談
『町民さんからのお手紙』
~町のがん検診から発症入院治療に至るまで~
Q がん検診を受けるようになったきっかけ
A 離職後、毎年受診していましたが、「ポリープと慢性胃炎」が判り以後毎年検診を受ける必要を感じました。
Q 精密検査の連絡がきたときの気持ち
A 以前の検査から5年経過しましたので、「がんの発症」を一番懸念していました。特別な自覚症状もなく、前回同様の「ポリープと慢性胃炎」であればとの思いもありました。
Q 精密検査の結果を聞いて感じたこと
A 最初の内視鏡検査で、炎症部分の組織細胞の採取を受け、その後CTスキャン・MRI・胃透視・エコー検査・血液検査など数回の検査通院の結果「がんの発症」告知を受けました。検査状況から不安な予感を持ちつつ、やはり強い衝撃を受けました。医師から初期がんであること、手術により患部を切除することが最良の方法であることを伺い、入院し切除手術を受け治療に専念することを覚悟しました。
Q 今の思い
A 最初の医療施設と拠点病院の秀逸なチーム医療で胃幽部門2/3切除手術後80日にわたる入院治療を受け、現在経過観察中です。退院4ヶ月後の検診で、再発や他の臓器への転移もないとの診断です。放射線治療・薬物の服用も必要なく、食事摂取の障害はありますが、努力で慣れる必要を指示されている状況です。
町のがん検診で「初期がん」の状態を適切に診断いただいたことが現在の状況まで回復したものと深く感謝しています。
Q 町民のみなさんへメッセージ
A 後期高齢者医療保険・高額療養費制度などで多額の負担をいただいたことを大変有り難く感謝しています。
がん治療には、早期発見が第一であることを身をもって痛感しました。進行後の治療には身体への負担や生存率の低下、医療費などの経済的負担の増加、家族や社会生活への影響が避けられません。是非「町のがん検診」を受けられることをお勧めします。もし発症された場合には、早期治療につながり早い回復になると存じます。