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あしあと

    青雲之志 町長コラム(7月)

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    災害への備えを

    今年は例年よりも遅い梅雨入りとなり、6月下旬から雨模様が続いています。今年は海水温の上昇により「異常な梅雨」になると言われています。昨年の猛暑と暖冬、黒潮の大蛇行など異常気象の連鎖が関係しています。

    海水温の上昇は「大雨や集中豪雨」をもたらします。研究によると、梅雨期の降水量のピークは「7月上旬」に変化しており、この時期の大雨と集中豪雨の発生頻度が増加傾向にあります。ちなみに、今年の7月上旬までの近畿の降水量は、太平洋側で平年並みか多くなる見込みとされています。

    ここ近年は「線状降水帯」の発生をともなう集中豪雨が多発しており、各地で甚大な被害を及ぼしています。毎年日本全国で記録的な大雨による大きな被害が出ています。梅雨入りの発表は、まさに「この1か月は大雨などの水害に気をつけてください」という防災上のメッセージです。

    台風や大雨などによる災害のおそれが高い場合、行政は避難情報を発令します。令和3年に行政が発令する避難情報のガイドラインが改定され、あいまいな表現であった「避難勧告」が廃止され、「避難指示」に一本化されました。そのため、住民の皆さんに向けて「避難指示」をお願いする回数が増えるかもしれません。

    行政では、数値的な根拠をもって「避難指示」を発令します。皆様には今一度、お住まい近辺の水害や土砂災害の危険区域の把握とともに、避難する場合には、どちらに避難をすればいいのかを各々ご確認いただきたく思います。今年も年初から想定外の災害が続いており、このような事態がいつ滋賀で起こるかわかりません。災害を防ぐのは、前もっての備えが最も効果的です。どうぞよろしくお願いいたします。

    広報ひの2024年7月号掲載
    日野町長 堀江和博

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