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あしあと

    青雲之志 町長コラム(3月)

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    コウノトリが舞い降りるまちであるために

    昨年、日野町にコウノトリが飛来しました。コウノトリは環境の良い場所でなければやってこない鳥です。この飛来は、日野の自然が今なお豊かであることの証であり、先人たちが守り継いできた環境の賜物にほかなりません。これからもコウノトリが安心して舞い降りるまちでありたい。それが私の率直な願いです。

    しかし、日野の自然は「当たり前」ではありません。綿向山の植生は昔と確実に変わってきていますし、私自身、子どものころに見かけたトンボが随分と減ったことを肌で感じています。各地域の水環境も同様です。自然環境に優しく、かつ無理なく持続できる取り組みを、一つひとつ積み重ねていくことが求められています。

    昨年12月に開催した「ひのの環フェスタ」は、まさにそうした取り組みが集まる場となりました。「日野町環境基本計画」の策定を記念したこのイベントでは、町内外の団体や企業の皆さんが日ごろの活動を紹介してくださり、体験ブースやミニマルシェ、地元食材を活かした飲食コーナーなど、どれも環境への思いにあふれたすばらしい内容でした。

    とりわけ印象深かったのは、ワークショップ「お悩み相談室」での一場面です。高校生が「コウノトリを守っていくためにはどうすればいいか」というテーマを掲げ、大人たちと真剣に語り合っていました。若い世代が日野の自然の未来を自分ごととして考える姿に、大きな希望を感じました。

    先日、ある方とお話しする中で、「日野の自然や環境について、町全体で取り組める場があるといいですね」という話題になりました。例えば、子どもたちが身近な自然にふれながら学べるような活動の輪が広がれば、どんなに素敵だろうと思います。この日野の豊かな自然を次の世代へとつないでいくために、町民の皆さんと一緒に、できることから一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

    広報ひの2026年3月号掲載
    日野町長 堀江和博

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