日野のフォト(令和6年2月)
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みんなで語ろう 日野菜のミライ
2月3日(土曜日)、JAグリーン近江日野東支店で「近江日野産日野菜」GI登録1周年を記念した講演会が開催されました。
講演会では、フードジャーナリスト・文化研究家の向笠千恵子(むかさ ちえこ)氏より「地域の宝・伝統野菜は三方よし!」と題した講演があり、パネルディスカッションでは「近江日野産日野菜の産地拡大に向けて」を議題に行われました。向笠氏は、日野菜の歴史や全国のさまざまな伝統野菜の魅力について紹介し「野菜は品種で選ぶ時代になってきているように感じます。地域の宝として後世に伝えていくために活動されている方が全国にはたくさんいます」と話され、参加者はうなずきながら熱心に聞いていました。
熱心に話を聞く参加者の様子
町のたからを継承していく「第7回日野文化フォーラム」
2月4日(日曜日)、わたむきホール虹で、ふるさとのまつり継承と後継者の育成をテーマに「第7回日野文化フォーラム」が開催されました。
上野田神調社(こうずけだしんちょうしゃ)のふれ太鼓で幕を開けたのち、第1部では、にぎやかで迫力のある日野祭囃子やゆったりとした雅な鳥居平の雅楽が演奏されたり、日野祭上野田神調社や中山芋競べまつりの紹介やスライド上映がされました。
第2部では、日野町文化財保存活用地域計画策定協議会の井上ひろ美(いのうえ ひろみ)会長をコーディネーターにパネルディスカッションが行われ、ふるさとのまつり継承と後継者の育成に関し、子どもの絶対数が少なく今まで通りでは難しいなどの課題や、継承していくために時代に合わせて、その課題にどう向き合い対応していくかなどを話されました。
参加者は「継承の難しさはどこも同じですが、続けていくことが大事だと感じました」と話されました。
祭囃子演奏中の様子
桜谷小学校創立150周年記念事業 裏山の遊具がリニューアル
2月10日(土曜日)、児童をはじめとした地域の方に長年親しまれてきた、桜谷小学校裏山のすべり台のリニューアルに伴い、竣工式が行われました。
このすべり台は、地域の方などの寄付により実現したもので、桜谷小学校150周年記念事業実行委員会の堀江清一郎(ほりえ せいいちろう)委員長は「地域の皆さんの思いの結晶です。新しくなったすべり台を他校の子にも使ってもらって楽しんでもらいたい」と話されました。
竣工式のあとには、日ごろお世話になっている方々を招待して、児童が育てた野菜などを使用した料理で感謝を伝える「森のレストラン」や、6年生による合唱が披露されました。参加者は「どれもおいしかったですが、とくにおみそ汁が塩分もちょうどよくておいしかったです。合唱にも感動しました」と児童と会話をしながら楽しまれていました。
最後にはロングすべり台の初すべりも行われ、児童たちは「めちゃくちゃ楽しい!」「グッド!」と話しながら、何度もすべりに行っていました。
「森のレストラン」の様子
新しいすべり台を楽しむ児童
地域づくりの事例から社会教育のあり方を考える「日野町社会教育フォーラム」
2月10日(土曜日)、日野公民館にて「日野町社会教育フォーラム」が開催され、町内で活動をされている各団体の方などが参加されました。
このフォーラムでは、「次代につなぐ『ひと』『もの』『こと』をいかした地域づくり」をテーマに行われ、日野町総合計画懇話会会長、龍谷大学政策学部教授の只友景士(ただとも けいし)氏の進行で、近江八幡市島学区まちづくり協議会大西實(おおにし みのる)事務局長、日野町立西大路小学校PTA野矢貴之(のや たかゆき)会長、日野町立南比都佐公民館井上和美(いのうえ かずみ)主事から活動内容などの事例発表がされました。
大西實氏からは「歴史と事業にあぐらをかいてはいけない。時代を先取りすると、地域愛を育むことにつながります。既存型事業の改革と新事業の開拓、展開にチャレンジしてほしい」、野矢貴之氏からは「やらなくてはいけないことを並べるのではなく、やりたいことを並べる。まちづくりの当事者意識が大切です」、井上和美氏からは「公民館は人と人がつながる場所。地域の方がやりたいことを実施していきたい」とそれぞれ話されました。
その後参加者は15グループに分かれてグループワークを行い、意見交換した内容について発表されました。発表では「次世代につないでいくためのなり手がいないので、なにをしてほしいかなどの役割分担を明確化して、イベントなどで声をかけていきたい。」と話されました。
最後に只友景士氏から、「事例発表から良い人生観につながる良い経験を、子どもたちにしてもらいたいという熱い思いが伝わってきた」と話されました。
事例発表を行っている様子
グループワーク中の参加者
熱心にグループワークをしている様子
1年間の成果を発表「日野町少年少女カルチャー教室発表会」
2月24日(土曜日)、わたむきホール虹にて「日野町少年少女カルチャー教室発表会」が行われました。
主催の日野町文化協会の中北愼治(なかきた しんじ)会長からは「1年学んだ発表をじゅうぶん楽しんでいただき、子どもたちは精一杯練習の成果を披露してください」と会場のお客さん、発表する子どもたちに向けて話されました。
会場には生け花、絵手紙、ひのヒストリア、手芸の作品、カルチャー教室に参加した感想が展示され、ステージ発表では茶道やダンス、尺八やお琴の演奏などが行われ、発表が終わるたびに大きな拍手が湧きおこっていました。
茶道を発表した子どものお母さんは「大きな舞台でも落ち着いて発表ができていて、子どもの成長が感じられました。ほかの教室の展示や発表もどんなことを習っているのかがよくわかりました。これからも楽しくお稽古を続けてほしいです」と笑顔で話されました。
生け花を楽しんでいるお客さん
茶道の発表